湯涌温泉
兼六園から山間に向かうこと約20分。「金沢の奥座敷」と呼ばれる湯涌温泉があります。養老1年(718年)近郷の紙漉き職人が泉に身を癒やす白鷺を見てこの温泉を発見したと伝えられています。藩政時代には、加賀藩の歴代藩主を始め一族が常用し、大正の初めドイツで開かれた万国鉱泉博覧会に当時の内務省の推選により日本の名泉として出展、泉質の良さが認められました。以来、文人墨客の来湯が繁くなり、特異な美人画で知られる大正の詩人、竹久夢二が愛する女性彦乃と至福の日々を過ごした「ロマンの湯」としても知られています。湯涌温泉街は、アニメ「花咲くいろは」の主人公が働く旅館のある温泉街のモデルになっており毎年10月にアニメを再現することで始まったイベントから、地元のお祭りとして定着してきた「湯涌ぼんぼり祭り」が開催されたくさんの方で賑わいます。

湯涌温泉街
「金沢の奥座敷」湯涌温泉はこじんまりした温泉街ですが、千数百年の歴史を持ち、歴代加賀藩主も通った金沢の奥座敷。今も市民の癒しの場として親しまれています。
★ここを舞台モデルにした作品へのリンク:花咲くいろは [テレビアニメ・映画]