ひがし茶屋街・主計町(かずえまち)茶屋街
ひがし茶屋街の入り口、橋場町バス停からスタートです。まず正面にある石造りの橋は大正時代の面影が残る浅野川大橋で、この河川敷でも多数のロケが行われました。橋を渡って右手に進むと、最も金沢らしい町並みのひとつ、ひがし茶屋街があります。藩政時代の雰囲気が漂うこの街並みで、「能登の花ヨメ」や「花嫁のれん」の他多くのロケが行われています。フランスのサスペンス映画、江戸川乱歩の「陰獣(Inju)」では京都のお茶屋を演出するためにこの茶屋街を京都風にセットして撮影が行われました。 ここから宇多須神社を横目に石段を登ると宝泉寺があり、境内からは金沢市内が一望できます。 ここまで来たら是非とも渡りたい橋があります。映画「舞妓Haaaan!!」に登場した梅ノ橋です。この映画は京都が舞台ですが、京都らしさを演出するために、主計町など金沢の各所で撮影が行われました。

ひがし茶屋街
卯辰山山麓を流れる浅野川の川岸には、今でもキムスコ(木虫籠)と呼ばれる美しい出格子がある古い街並みが残り、昔の面影をとどめています。灯ともし頃にもなれば、今でも軒灯がともる茶屋から三味線や太鼓の音がこぼれてきます。五木寛之著「朱鷺の墓」の舞台としても知られています。
★ここでロケをした作品へのリンク:舞妓Haaaan!!![映画] / 花嫁のれん[テレビドラマ]

主計町茶屋街
この界隈は昔ながらの料亭や茶屋が建ち並び、夕暮れ刻になると時折三味線の音が聞こえます。尾張町2丁目の一部から‘99年10月1日に全国で初めて旧町名が復活し正式に主計町となりました。
★ここでロケをした作品へのリンク:舞妓Haaaan!!![映画]

梅ノ橋
犀川の桜橋に対してその名がついたともいわれている梅ノ橋。付近は泉鏡花の出世作「義血侠血」の舞台にもなっており、作品にちなんだ滝の白糸碑やヒロイン滝の白糸をかたどった像が建てられています。
★ここでロケをした作品へのリンク:舞妓Haaaan!!![映画]

中の橋
泉鏡花の「化鳥」「照葉狂言」の舞台。橋を渡るごとに一文支払ったことから別名「一文橋」とも言われていました。
★ここでロケをした作品へのリンク:花嫁のれん[テレビドラマ]

宝泉寺
宇多須神社脇の急な坂道を登っていくと、その途中にあります。ここから、浅野川沿の民家や、ひがし茶屋街を見下ろすことができます。境内には泉鏡花の小説の題材にもなった五本松があります。